日産VQ30ベンチ・エンジンの故障探究

大切な大切な教材なので、

久しぶりに予備エンジンの調子を見ようとしたのですが、例によって始動しません…

 以前にも「水温センサ」が劣化していて交換したのですが、あれから3年、今回はまた違うトラブルのようです

 燃圧を確認すると「ゼロ」

燃料ポンプが動いていないようです(画像1)

バッテリから燃料ポンプに直接配線をつないでみると…(画像2)

燃料ポンプは正常なようです、正常値まで燃圧が上昇しました(画像3)

  (残圧のみで)もう一回クランキング → 初爆もない→ 燃圧も下がらない → つまり、インジェクタが動いていない

 ついでに、ポンプ・リレーも動いていないので、どうやらECUが悪いようです

配線図を確認し、ECU電源を点検すると「0V」 → 正常なら12V

図中の「43」番端子です(画像4)

さらに、その上流を点検するとキー・スイッチからECUにつながる配線の#13(10A)ヒューズが溶断していました(画像5)

配線に短絡がないことを確認し、ヒューズを交換してみると(画像6)

無事に始動しました、めでたしめでたし

ちなみに、今回のような内容の授業を国際オートメカニック科2年生が受講しています

みんな、二級整備士めざしてがんばっています(渥美)

 

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  • 更新日:2021.06.08

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