支部合同試走会(エコパ)

2018.8.6~8.8の3日間、大会本番と同じエコパスタジアムで行われた3支部合同試走会についてリポートしたいと思います。

 日目(写真1~2枚目)

弊チームは午後の2クール目から車検だった為、お昼頃学校を出発しました。(本大会では全国、海外からチームが一堂に会する中、静岡県内の3チームは地の利が相当ありますね。)

早々にピット設営し、マシンの準備を整え車検に持っていくものの、予約時間のギリギリに滑り込みセーフになってしまいました。

(これには理由があって、実はお昼頃まで終わっていない作業を継続していて出発が後ろにずれ込んでしまった為です。)

車検の結果、大きな指摘は無かったものの、細かい部分の手直しを行い1日目が終了しました。

 日目(写真3~4枚目)

車検の残り項目をクリアし最終項目であるブレーキテストへ挑みたかったのですが、ここでトラブルが発生しました。エンジン始動不良です…。

暖機エリア(エンジンの始動が行える所)に持っていき始動を試みるのですが、掛かりが悪く、原因を色々調べるも迷宮入り…。

途中からは各メーカーの技術者からもアドバイスを頂きながら診断を進め、何とかエンジンが掛かったかと思えば一瞬エンジンが暴走したのかと思う程アイドリングが高く、よくよく調べてみると二次エア(本来吸ってはいけない所からエア吸いしてしまう)によるエンジン不調でした。

これを突き止めた後も始動性が悪く、そうこうしているとバッテリー上がりに…。

その後、何とかブレーキテストをパスして残り時間はトラブルシュートと走行の準備を継続しました。

 日目(写真5~6枚目)

相変わらず始動不良の原因が掴めないままだったり、新たにクラッチトラブルをはじめマイナートラブルが発生しては粗が出ている状態ですが、何とかスキッドパッド(大きな八の字コースを右回り左回りしてタイム計測)は走行できて、オートクロス(1周800m程の特設コースをタイムアタック)に行く為、再び暖機エリアにマシンを持ち込んで始動を試みるも相変わらず始動性が悪く、その他のマイナートラブルの解消にも追われてしまい残念ながらここであえなく時間切れと言う何とも不完全燃焼な結果となってしまいました。

まとめ

とにかく準備不足(スケジュール管理、レギュレーションや設計・開発フローの理解etc…)が露呈した試走会となってしまいました。学生達も自分達の力不足を痛感した様子で、この悔しい思いを次に繋げる為に翌日、反省会を行って気持ちを入れ替えると共に自分達が「今何を成すべきか」明確にした様です。

今回、挫折を味わった彼等ではありますが、これが意味ある挫折となる事を切に願っています。

 (ハイエンジニア研究科担当記)

  • ハイエンジニア研究科
  • 更新日:2018.08.22

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