エンジンが始動しません!!

最近なにかと話題に上がるベンチエンジンですが、また故障が発生しました…

そんなにヤワなものじゃないですが、なぜか故障が続いています(困ったもんだ)

今回は日産・VQ30DETエンジンです

エンジンが始動しません!!

 

(画像①)

 これがそのエンジンですが、実は、この写真に故障の原因のヒントが写っています

分かった人はかなりの上級者でしょう(答えはまたのちほど)

 点検したこと

バッテリ ➡ とても元気

ガソリン ➡ たくさん出ている

点火火花 ➡ 強い火が飛んでいる

警告灯  ➡ 点灯していない

 さらに外部診断機で(エンジン・コンピュータが感じていることを)確認すると、明らかにおかしなところが1つありました

 (画像②)

冷却水温が「-17℃」とは???

 試しに20℃の信号をエンジン・コンピュータに入れてみたら(画像③)、エンジンが始動しました(画像④)

(画像③)

(画像④)

「水温センサ」が故障の原因でした(信号電圧4.6V、抵抗は23kΩでした)

(解説)

エンジンが冷えているときほどたくさんガソリンが出るのですが、信号がおかしくて必要以上に出てしまいエンジンが始動しなかったようです(花に水をやりすぎると枯れてしまうように、何でもかんでもたくさん出せばよいというわけではありません)

 これで再試験の補習をいつでもできるようになりました、めでたしめでたし

 (担当:渥美)

 

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  • 更新日:2018.06.28

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